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古いマンションの建物だけ売るの?

テレビのCMを見てちょっと怖くなった。古いマンションの建物だけ買うみたいな感じで、最後に底地も買うよ!って、なんて恐ろしい話なんだろうって思いましてね、気をつけて欲しいですね。

 

さて、なんで恐ろしいのかって不動産経験30年の私の意見です。

建物と土地は権利が分かれているんです、土地は土地、建物は建物なんですね。一戸建てがそうですね。分譲マンションは過去に様々な問題があったので、土地の持ち分だけを売買することが最近のマンションではできなくなりました。
古いマンションではまだ可能なものがありますのでちゃんと調べるのが大切です。

 

建物だけ売買するとどうなる?

この建物だけ売買するのは地上げですね。建物の権利を譲渡してしまうとその土地は自分の名義ではあるけど自分の好きなようにすることができなくなります。
老朽化して解体、立て直しをするのに土地の所有者の許可が必要になるので、なんとなく建物だけ売買しても底地(土地)を持っているから安心ですよなんて説明されたり、結果納得して建物だけ売買してしまったりすると大変です。
建物は、10億円かけて建築しても減価償却で減税されていたのでって言われ、建物って評価が低いんですとか言われます。
そこで、目先のお金を考えて建物だけ売買してしまうと、底地もただ同然で売買するハメになる可能性が高いのです。
因みに底地を売買する際、建物が有り別の人が建物を所有していると、まず買う人はいません。
ですから、建物だけ売買した時点で、土地の事実的な評価はほぼゼロになるんですね。

 

古い賃貸マンションを売買する時は

まず、査定は土地代がメインで、建物は原価償却に基づいて査定をされます、日本の場合は、築20年も過ぎると建物評価はゼロですとか言われます。だからこの金額はかなりお得ですとか言われますよ。
戸建てで築15年も超えると、ほぼゼロみたいな事を言われたりしますね。
賃貸マンションの場合、解体に1億円かかるのでとか言われ、相場から1億円を引かれたりするのが日本の不動産の屁理屈ですね。実際には、立地がイイとか、リフォームすればまだまだ使えると判断するから、売ってくださいと言うわけです。
ですが、建物だけ売ってくださいは、地上げです、結構悪質かもしれません。
法律にはふれないので、気が付いたらかなり安い金額で不動産を手放すことになると思います。

 

山林売買も同じです。

山を買っても、そこが杉林、ヒノキ林ってときは、立木権ってのがあるので、気を付けないといけません。山は買えても、そこに立ってる樹木は自分のモノではないって事になるんですね、古い賃貸マンションで建物だけ売るのはこの山の売買と同じなんですね。
別荘を建てたくても樹木を伐採をするには、立木権所有者に許可を得なければいけません。
当然、許可にはお金がからみます、自分の土地なのに自由に使う事ができないんですね。

 

建物だけ売買はダメね

そんな訳でだめですよ、権利を分けて売買することですね。

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