Release: 2020/10/11 Update: 2022/01/16
昔の法務局は刺激的でした。

こんにちは、宅建士の中根です。今回はちとつまらないかもしれません、どんな話かというと、昔の法務局の話です。刺激的でした~というにはちゃんと訳がありますので、お話したいと思います。

 

昭和から平成の初期にかけての法務局

今は、出来ない事ですが、昔の法務局では登記簿謄本を閲覧する、そのための閲覧スペースがあったんですね、登記印紙数百円1枚で閲覧し放題だったんです。、あっ実際には原則1物件で1枚の登記印紙が必要だったのですが、暗黙の了解みたいな空気が流れているのでした。
不動産会社の事務の女性風の方から、如何にも地上げ屋風味の怖そうなおじさんたちとかね、今思い出すと寒気がしますよね、まったく。

 

居座る地上げ屋さん風味のおじさんたち

実は、この地上げ屋さん風味のおじさんたちは、ほぼ毎日法務局に来ていていわば常連さんなんですね。
昔流行ったパンチパーマの人や、怖そうな人相の人が多かったんです。
当然彼らも数百円の登記印紙1枚で登記簿謄本を閲覧し放題で、終わってからも待合室にいて談話をしているんです。
おそらく、土地の売買情報交換をしていたりって事なんだろうと思います。
名物おじさんがいまして、すぐわめきらすんですね。
法務局の職員さんたちも困っているようでした。

 

コツコツ方の事務員風の女性

また、いつ行ってもお会いする、真面目そうな事務員風の女性がいましてね、この方は閲覧が仕事のようで、ほぼ毎日法務局にきて登記簿謄本を閲覧してノートに書き写してました。
おそらく、大手不動産会社や地上げ等のお手伝いをしている不動産会社の社員なのだろうと思います。
当時の待合室は禁煙ではないため、凄く煙くて煙幕状態でしたね。
登記簿謄本が電子化されて登記事項証明書になり、閲覧スペースもなくなった今、たまに懐かしく思い出すことがあるんですよね。
昔はよかった~ではなく、昔はひどかった~ってね。

 

登記って任意なんですよね

実は、不動産の登記は任意なんですね、登記費用が数十万もかかるので、もったいないから登記しないなんて事をいえるんです。
ですが、だれも所有者がいないと悪い人が気が付いたら、登記されちゃうんですね。
知らないうちに土地を取られちゃうなんて事も過去にはあった話なんですね。
ですからきちんと登記はしないとダメですね。

 

ところで、不動産登記も会社の登記も、実は自分でできちゃうんです。
私は、会社の登記を自分でしましたよ、1980円の本を買いましてそれを読んで自分で登記、数万円得しました。
まっ住宅ローンがからんでいると、抵当権等の問題、責任が発生するので自分ではやらせてもらえませんね。
ですが、不動産登記も会社登記も法務局の職員さんはとっても親切におしえてくれてりしますよ、そりゃー人間だからキゲンが悪いときもあるでしょうが、大抵親切に教えてくれますよ。


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