こんにちは、宅建士のナカネです。今回はハウスリースバックについて考えてみました。リバースモーゲージ的な考え発想を商品化した感じがハウスリースバックですが、かなりデメリットもあると思われますね。そんな事を私見で書きますね。
目次
ハウスリースバックとは
そもそもハウスリースバックとはなんぞや?東証一部上場企業が行っているシステムで、まっ東証一部上場だから心配ない商品システムであることは間違いないとおもいます。
仕組みはいたって簡単です、私の持ち家を企業が買取ます、その後リース(まっ賃貸ね)物件として借りる事が出来るというシステムですね。
メリットは、
住宅ローンが有る場合、一括返済できる。
固定資産税が必要なくなる。売買金額が即現金になるので、目的がある場合そのお金を使用できる。
万が一の時に相続でもめる心配がなくなる。
ちょっと悪い事を考えると、自営業者で経営が悪化していて倒産しそう、倒産したら家も無くなる、そんな時にハウスリースバックを使えば現金は様々な用途に使えて今まで慣れている家にそのまま住むことができる。
但し、売買代金を隠すと犯罪になる場合があるのでやめてね!
デメリットは、
特にないけど、実はリース額が気になりますね。
結局、一生リース料を払う事になりますから、例えばリース料が売買価格の10%だとしたら、8年半くらいで売買価格を超えてしまいますね。
当然、一部上場企業がすることですから、ファンドに商品として組み込まれているかもしれません、そうなると最低でも年利5%以上でリース料が決まると思われますね。そして、購入金額も相場より抑えた金額になると思います。
恐らく、70%前後ではないかなって思ったりします。
って事で売買時のお金はプールしておかないと先行き不安かな。
因みに住宅の売買は買い替えでないと減税がないので、譲渡税がかかりますから、後で驚かないようにしないとね。
まっ、そう考えるとどうなのよ?って思いますよね。
まっ買い戻しもできますってCMでも言ってますが、住宅ローンには借り入れ条件で返済時年齢があるので、二世代ローンとか使うしかないですね、だったら最初から子供が住宅ローンを組んだ方が安心ですよね。
ハウスリースバックを使うときの注意したい事
まっ当然ですが、年金金額も考慮したほうが良いですよね、リース料によっては売買時受け取った現金が底をつく可能性が高いと思われます。リバースモーゲージと比較検討するべきですね。
緊急を要する事、まとまったお金が必要って時にはハウスリースバックをお勧めしますが、
ハウスリースバックは完全に売ってしまうから現金だけが残ります。
正直人生100年時代を考えると、安易にリース料を考えてはいけません、いずれ引っ越す事になるとおもいます。
高齢者の賃貸契約はかなりハードルが高いですから心配ですね。
また認知症になり老人ホームに入る必要ができてしまったら、すでに家もお金も無いって事にもなりかねませんね。
一方リバースモーゲージでは、売却ではないので、使った分の金利だけを支払えばその家に住んでいることが可能です。
私ならリバースモーゲージを選びます。但し60歳超えないと融資対象になりません。
リバースモーゲージで、融資を受けて海外旅行したりしたいですね。
私は写真が趣味なのでライカのカメラも欲しい~って考えたり。
でも金利だけ支払えば良いので安心ですよね。
これなら年金でも賄えますし、ずっと住んでいられますからね。
宅建士ナカネの結論
私としては特殊な状況でもないかぎハウスリースバックは致しません。
どう考えても、提供側の利益ばかりで、私にメリットが少ない、そして将来不安になります。現役で勤めてるのも大変な時代ですから、今後頂ける年金も減額が予想されますので、私はこのシステムはノーサンキューですね。
儲かる金融商品としてはとっても評価しますね、でも自分は使いたくない、むしろ提供側になりたいですね。
リバースモーゲージに関しては損する要素がほとんどありませんから、私はリバースモーゲージを選びますよ。
簡単に言えば根抵当権ですから、例えば2,000万円の融資枠があるという事で、範囲内ならいつでも借りる事ができて、支払いは金利だけ!私が他界したら持ち家で代物弁済ってことですから、相続問題も発生しません。
リース料を考えたら、借りれる金額が相場の50%でもリバースモーゲージの方がお得ですね。