記憶に障害が出る事を認知症といいます。 人の顔が分からない、行動した事を覚えていない、などの症状が出る事で有名な病気です。
目次
■認知症の原因
認知症の症状を知っている人は多くとも、その原因が分かる人は少ないのではないでしょうか。
認知症とは、どのようにして起こる病気なのか説明します。
認知症になる原因は3つに分ける事が出来ます。
・変性疾患
脳の細胞がゆっくりと死んでいく疾患です。
この疾患が進行するとアルツハイマーや前頭側頭型認知症、レビー小体病などを発祥します。
・脳血管性認知症
脳の動脈硬化によって細胞の隅々に酸素や栄養が行き渡らず神経細胞が破壊されます。
・その他
外傷により脳に損傷が起こった場合や薬の作用による脳の低下などがあります。
■認知症の種類
認知症とアルツハイマーは同じ病気であると考えている方も少なくありません。
厳密にいえば、アルツハイマーは認知症の種類のひとつです。
アルツハイマーが有名なのは、最も多い認知症の症状だからです。
それぞれの特徴は以下の通りです。
・アルツハイマー
物忘れがひどくなり、判断力も低下します。
気候に合わせて服を選べない、計画が立てられない、同じことを何度も繰り返す、などが挙げられます。
・前頭側頭型認知症
万引きをする、性格が変化する、正常な社会生活が出来ない、といった症状があります。
・レビー小体病
幻聴や幻覚を訴えるようになり、パーキンソン症状なども発症します。
・認知症と物忘れの違い
加齢によるものなので誰でもなると思っている方もいますが、そうではありません。
加齢による単なる物忘れと、認知症は違います。
物忘れの一番の特徴は、物忘れの自覚あるということです。
記憶の一部が思い出せなくなるのも特徴です。
しかし、認知症は記憶そのものを忘れてしまうのです。
物忘れの自覚もなく、自分の主張を信じている事が特徴です。
また、認知症は物忘れよりも進行が早いです。
しかし、早期に治療を行えば回復する可能性もあります。
認知症の初期症状は、加齢による物忘れとの区別がつきにくいため、早期発見が難しいです。
弊社では、認知症対応の出来る専門スタッフのいる有料老人ホームを経営しております。
認知症による徘徊や万引きなどの行動に困っているのであれば、一度ご相談ください。