Release: 2014/10/27 Update: 2014/10/27
認知症の症状

皆さんは、もし家族の誰かが認知症になったら・・と考えた事はありますか?
認知症は、本当に怖い病気で、今までとは違う人を見ているのでは?と、大きくショックを受けてしまう事があります。
こちらでは、認知症の症状についてご紹介したいと思います。


■認知症の種類

認知症には二つの症状があります。

1・中核症状

《記憶障害》
ついさっきやった事、聞いた事が思い出せなくなります。

《見当識障害》
時間の感覚が無いため、予定に合わせて準備する事が出来なくなります。
さらに、季節感も薄れてしまうため、時間・季節関係無く、外を出歩いたりするため、迷子になってしまう事もあります。

《判断力の低下》
判断力が著しく低下するため、必要のない高額商品を購入してしまう事もあります。
また、一度に処理できる情報量が減ってしまうため、長々と話すと理解ができません。
寒い、暑いなどの判断力も鈍っているため、夏にセーターを着用したり、冬は薄着で過ごしたりもします。

《実行機能障害》
計画を立てて動く事が出来ません。
ですから、同じ物を何度も購入してしまいます。
また、予想外の変化にも柔軟に対応出来なくなります。

《感情表現の変化》
認知症になると、その場の状況が全く読めません。
ですから、周りの人が予測できない感情の反応を示します。

 

2・心理症状

《幻想》
もの盗られ妄想、被害妄想、嫉妬妄想などが症状に現れます。

《幻覚》
認知症の人は、幻視症状が多く現れます。
急に、居ない人が「見えた」と言ったりもします。

《不安》
自分自身が認知症の病感を感じる人もいます。
その不安から、防衛的な反応が出て、妄想する事もあります。

《依存》
不安を感じることで、何かに依存してしまう事もあります。
家族について行ったり、離れない行動が現れる事もあります。

《徘徊》
良く知っている道や場所でも、迷子になってしまい、最悪の場合は行方不明になったりもします。
認知症が悪化すると、無目的で徘徊をしたりもします。

《攻撃的行動》
介護中に良くおきる症状で、型にはめようとしてしまう事で不満を持ち、攻撃的行動を起こす事があります。

《睡眠障害、過食・異食》
認知症は、夜間には眠らず、日中うたた寝する事が多いです。
食事をしても「お腹すいた」と訴えたり、食べてはいけない物を口にする事もあります。

 

認知症は、本人だけではなく、介護をする家族にも負担のかかる病気です。
認知症対応でお悩みの方は、弊社に是非ご相談下さい。


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